はじめに

楽天市場や楽天トラベルなど、楽天経済圏をフル活用している方にとって、より多くのポイント還元が得られる「楽天プレミアムカード」が気になっている方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、
「年会費の元が本当に取れるの?」
「通常の楽天カードと何が違うの?」
「自分にとって必要なカードなのかが分からない」
といった不安や疑問から、申し込みをためらっている人も少なくありません。
本記事では、楽天プレミアムカードの特典やメリット、年会費とのバランス、他カードとの違いをわかりやすく整理し、
どんな人に向いているのか/向いていないのかまで客観的に解説します。
楽天カードのアップグレードを検討している方は、ぜひ最後まで読んで判断材料にしてください。
第1章:楽天プレミアムカードとは?基本スペックと主な特典

楽天プレミアムカードは、楽天カードの上位ランクに位置づけられる年会費制のクレジットカードです。
楽天市場での買い物はもちろん、旅行や出張など“移動”の多いライフスタイルを想定したサービスが充実しています。
■ 基本スペック
- 年会費:11,000円(税込)
- 国際ブランド:Visa/Mastercard/JCB/American Express
- ポイント還元率:通常1.0%(100円=1ポイント)
- 家族カード:年会費550円(税込)
- ETCカード:無料(条件あり)
- 利用限度額:最高300万円(審査による)
※楽天市場でのSPU特典(+2倍)は2023年12月に終了し、現在は通常の楽天カードと同様+1倍となっています。
■ 主な特典一覧(SPU以外)
特典名 | 内容 |
---|---|
プライオリティ・パス | 世界中の空港ラウンジが無料(※2025年以降は年5回まで) |
楽天市場コース | 毎週火・木は+1倍(プレミアムカードデー) |
誕生月特典 | 楽天市場で+1倍(上限あり) |
旅行保険 | 海外・国内の傷害保険が付帯 |
選べる優待コース | 楽天市場・トラベル・エンタメから1つ選択可能 |
楽天プレミアムカードは、かつて楽天市場ヘビーユーザー向けの“ポイント稼ぎ用カード”という立ち位置でしたが、
現在は「旅行・出張・優待サービス重視の人向け」へと方向転換しています。
次章では、数ある特典の中でもとくに注目度の高い「プライオリティ・パス」について詳しく見ていきます。
第2章:プライオリティ・パスが無料!空港ラウンジ特典の実力とは?

楽天プレミアムカード最大の魅力ともいえるのが、世界中の空港ラウンジが無料で利用できる「プライオリティ・パス」が付帯している点です。
■ プライオリティ・パスとは?
プライオリティ・パスは、世界148以上の国・地域にある1,300か所以上の空港ラウンジを利用できる会員制サービスです。
通常は年429米ドル(約6万円)前後の「プレステージ会員」が、楽天プレミアムカード保有者であれば無料で発行可能になります。
軽食・ドリンク・Wi-Fi・電源などを利用できるため、出張や旅行の待ち時間を快適に過ごせます。
■ 2025年から利用条件が変更予定
2024年までは無制限で利用可能ですが、2025年1月1日以降は年5回まで無料(6回目以降は1回3,300円)という新しい制限が導入されます。
それでも、
- 年に数回の出張や海外旅行をする人
- 空港での待ち時間を快適に過ごしたい人
にとっては、十分に価値のある特典です。
■ 同行者の利用は有料
本人以外(家族や友人)を同行する場合は、1名あたり3,300円(税込)/回の利用料が発生します。
出張や一人旅での利用に向いた特典といえるでしょう。
次章では、楽天プレミアムカードに用意されている3つの選べる優待コースについて詳しく解説していきます。
第3章:選べる3つの優待コース|楽天市場・トラベル・エンタメの違いとは?

楽天プレミアムカードには、「選べる優待コース」として3つのコースの中から1つを選択できる特典があります。
自分の利用スタイルに合わせたコースを選ぶことで、ポイント還元をより有利に活用できます。
■ 楽天市場コース
- 毎週火曜日・木曜日の楽天市場での買い物が+1倍
- ポイント付与上限:10,000ポイント/月
楽天市場で頻繁に買い物をする方におすすめ。
この特典はSPUとは別に付与される「プレミアムカードデー」特典です。
■ トラベルコース
- 楽天トラベル(国内宿泊)利用で+1倍(予約対象)
- 手荷物宅配サービス(成田・関空など)年2回無料
- 楽天トラベルデスクの優待サービス
- ポイント付与上限:10,000ポイント/月
出張や旅行の多い方に適した特典です。
■ エンタメコース
- 楽天ブックス・楽天Koboでの購入が+1倍
- ポイント付与上限:10,000ポイント/月
書籍・電子書籍をよく購入する方に向いています。
特に楽天Koboユーザーには使いやすいコースです。
■ コースはいつでも変更可能
選択したコースは、楽天e-NAVI(会員サイト)からいつでも切り替え可能です。
月単位での見直しもできるため、イベントやキャンペーンに合わせた使い分けもおすすめです。
ポイント目当てでの上位カードのこれらの特典で年会費の元を取ることが可能です。
次章では、楽天プレミアムカードの注意点やデメリットについても正直にお伝えします。
第4章:デメリット・注意点|楽天プレミアムカードを選ぶ前に知っておくべきこと

楽天プレミアムカードには多くの特典がありますが、すべての人にとって「お得」なカードとは限りません。
ここでは、申し込む前に確認しておきたいデメリットや注意点をまとめます。
■ 年会費11,000円(税込)は軽くない
楽天カード(一般)が年会費無料であるのに対し、プレミアムカードは年11,000円(税込)がかかります。
特典をうまく使いこなせなければ、逆に損をする可能性もあるため、利用頻度とのバランスを要確認です。
■ SPU倍率は通常カードと変わらない
以前は「+2倍」だった楽天プレミアムカードのSPU特典は、2023年12月に廃止され、現在は+1倍に統一されています。
そのため、「SPU目的でのアップグレード」は適しません。
■ 空港ラウンジ特典に制限あり(2025年から変更)
プライオリティ・パスは2024年までは回数無制限ですが、2025年1月からは年5回までの利用制限が設けられます。
年に数回以上海外に行く方にとっては、以前ほどの魅力は薄れる可能性があります。
■ 特典を使いこなせないと元が取れない
選べる優待コースや旅行特典などを使わずに放置していると、年会費分の価値を感じづらくなるのが実情です。
「実際には空港ラウンジも使わないし、楽天市場は月に数千円程度」…という方には過剰スペックといえます。
次章では、これらのメリット・デメリットをふまえたうえで、楽天プレミアムカードが向いている人/向いていない人を整理していきます。
第5章:楽天プレミアムカードはこんな人におすすめ/やめたほうがいい人とは?

楽天プレミアムカードには多彩な特典がありますが、それを「使いこなせるかどうか」が年会費の元を取れるかどうかの分かれ道です。
ここでは、楽天プレミアムカードが向いている人・向いていない人を具体的に整理します。
■ 楽天プレミアムカードがおすすめな人
- 年に数回以上、飛行機を使って移動する(国内外問わず)
→ 空港ラウンジ特典が有効活用できます(2025年から年5回制限あり) - 楽天トラベルや楽天市場を毎月のように利用する
→ 優待コースの+1倍特典でポイントをしっかり回収可能 - 旅行・出張・ふるさと納税などで高額決済が多い
→ 還元率1.0%の恩恵を受けやすく、付帯保険も手厚い - 楽天経済圏をフル活用している or 家計を一元管理したい
→ 家族カードや複数サービスとの連携で利便性が高まる - 楽天ブラックカードを目指している方
→楽天プレミアムカードを所有していることが大前提
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■ 楽天プレミアムカードが向いていない人
- 楽天市場での買い物額が月に数千円程度
- ラウンジや優待コースに興味がない・利用しない
- ポイント重視で年会費は払いたくない
→ このような方は、年会費無料の楽天カード(一般)で十分です。
「特典が多いから良い」ではなく、自分にとって本当に使えるかどうかが最重要です。
次章では、楽天カード(一般)とのスペック比較を通して、選ぶ際の判断材料をさらに整理していきます。
第6章:楽天カード(一般)との違いを比較してみた

「楽天プレミアムカードは気になるけど、通常の楽天カードとどう違うの?」
そんな疑問をお持ちの方のために、ここでは楽天カード(一般)とのスペック・特典の違いを比較表でまとめてみました。
■ スペック・特典比較表
項目 | 楽天カード(一般) | 楽天プレミアムカード |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 11,000円(税込) |
還元率 | 1.0% | 1.0% |
SPU特典 | +1倍 | +1倍(同じ) |
空港ラウンジ特典 | × | 〇(2025年以降は年5回まで) |
優待コース | × | 〇(楽天市場/トラベル/エンタメ) |
誕生月ポイント | × | +1倍(上限あり) |
プレミアムカードデー(火・木) | × | +1倍(楽天市場コース) |
旅行保険 | 最低限の補償 | 手厚い国内・海外旅行傷害保険付き |
■ 違いのポイントは「サービスの厚み」
- 楽天カード(一般):とにかくシンプル。年会費無料で、SPUも使えてコスパ良好
- 楽天プレミアムカード:旅行・出張・高額決済など、生活スタイル次第で真価を発揮
普段の買い物が中心なら一般カードで十分。
旅やサービス面に価値を見出すならプレミアムカードを検討しても損はありません。
次はいよいよ最終章。ここまでの内容をふまえて、楽天プレミアムカードが「自分にとって本当に必要かどうか」をまとめていきます。
まとめ:楽天プレミアムカードは「特典を活かせる人」だけが選ぶべき1枚

楽天プレミアムカードは、年会費11,000円(税込)を支払う代わりに、
他の楽天カードにはない特典・優待サービスを備えた上位カードです。
特に注目すべきは以下のポイントです:
- プライオリティ・パスによる空港ラウンジ無料(※2025年以降は年5回まで)
- 選べる優待コースによる+1倍特典(楽天市場・トラベル・エンタメ)
- 誕生月+1倍やプレミアムカードデーといった限定キャンペーン
- 旅行傷害保険などの付帯補償が充実
しかしその一方で、
- SPU倍率は一般カードと変わらない
- 年会費を回収できるかは利用状況次第
- 特典を使わなければ宝の持ち腐れ
という側面もあります。
「なんとなく上位カードだから」といった理由で選ぶのではなく、
自分のライフスタイルに照らして、しっかり活かせるかどうかを判断することが大切です。
楽天プレミアムカードは、“使いこなせる人にとっては非常に価値の高い1枚”。
ぜひ本記事を参考に、後悔のない1枚を選んでください。
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