はじめに

楽天カードにはいくつかのグレードがありますが、その中間に位置づけられる「楽天ゴールドカード」は、
以前まで“コスパ最強”ともいわれる人気のクレジットカードでした。
しかし近年、特典内容が大きく変更されたことで、
「まだ作る意味はあるの?」
「年会費分のメリットは本当にあるの?」
と疑問を抱く声も増えています。
本記事では、楽天ゴールドカードの現在のサービス内容と過去との違いをわかりやすく整理し、
どんなメリットが残っていて、なぜ“今はおすすめしない”のかを、冷静に比較・解説していきます。
これから楽天カードを選ぶ方はもちろん、楽天ゴールドカードからの切り替えを検討している方も、ぜひ参考にしてください。
第1章:楽天ゴールドカードとは?基本スペックと年会費

楽天ゴールドカードは、楽天カード株式会社が発行する年会費制のクレジットカードで、
「一般カードよりワンランク上のサービス」をうたっていました。
しかし現在は、かつての特典の多くが縮小・廃止されており、発行当初と比べて大きく変化しています。
■ 基本スペック
項目 | 内容 |
---|---|
年会費 | 2,200円(税込) |
ブランド | Visa/Mastercard/JCB |
還元率 | 1.0%(楽天ポイント) |
ETCカード | 無料(楽天会員ランク条件あり) |
家族カード | 発行不可 |
年会費2,200円という低コストは魅力的ですが、サービス内容を比較すると「それでも割に合うのか?」という疑問が残ります。
■ 以前はお得だったが、現在は改悪された?
【過去】には、
- 楽天市場でのSPU倍率が+5倍
- 空港ラウンジが年間2回無料
といった特典がありましたが、2021年にこれらは大幅に縮小され、
現在は一般カードと大きく変わらない内容になっています。
次章では、楽天ゴールドカードに「今も残っているメリット」について、客観的に整理していきます。
第2章:楽天ゴールドカードのメリット|今でも使う価値がある場面とは?

かつての「高還元カード」としての面影は薄れた楽天ゴールドカードですが、
現在でも一部の人にとっては使い道があるカードです。
ここでは、楽天ゴールドカードの現時点でのメリットを正しく理解しておきましょう。
■ 年会費はわずか2,200円(税込)
一般的なゴールドカードと比較すると、非常にリーズナブルな年会費設定です。
「ゴールドカード」というステータス感を手軽に得られる点は、ライトユーザーにとって魅力のひとつです。
■ 楽天市場での還元率は1.0%(SPU+1倍)
SPUの対象カードであるため、楽天市場での買い物時に+1倍の還元が受けられます。
これは楽天カード(一般)と同じ倍率ですが、楽天市場ユーザーにとっては基本性能として押さえておきたいポイントです。
■ 誕生月は+1倍の特典あり
楽天ゴールドカードには誕生月の買い物で+1倍のポイント還元が受けられる特典があります。
毎年の買い物タイミングを誕生月に集中させれば、効率よくポイントを稼ぐことも可能です。
■ 見た目の満足感
完全に機能面とは別ですが、「ゴールドカードを持っている」という心理的な満足感や、
財布の中での存在感は一定の魅力があります。
テンションが上がるというのもメリットとして十分ではないでしょうか?
次章では、楽天ゴールドカードをおすすめできない理由=デメリットや限界について詳しく解説します。
第3章:楽天ゴールドカードのデメリット|なぜ「おすすめしない」のか?

楽天ゴールドカードは、かつて“コスパ最強”のカードとして多くのユーザーに選ばれていました。
しかし、特典の改定を経て、現在ではあえて選ぶ理由が見当たらないカードとなっています。
ここでは、その理由を整理していきます。
■ SPU倍率が楽天カード(一般)と同じ
楽天ゴールドカードのSPU(スーパーポイントアップ)倍率は、現在+1倍に統一されており、一般カードとまったく同じです。
無料の楽天カードと同じ還元率で、年会費2,200円を支払う理由は見当たりません。
■ 空港ラウンジ特典は廃止済み
かつての差別化要素であった「空港ラウンジの無料利用」は、2021年に完全に廃止されました。
「ゴールドカードらしい特典」が失われたことで、プレミアム感も希薄になっています。
■ 誕生月+1倍の特典はあるが制限つき
誕生月に+1倍のポイントアップがありますが、上限は月1,000ポイントまで。
上手に使えば多少の還元は見込めますが、それだけで年会費の元が取れるわけではありません。
■ 家族カードが作れない
楽天ゴールドカードは家族カードに非対応です。
ポイントを家族でまとめて管理したい場合には不向きです。
■ 結論:楽天ゴールドカードが悪いのではなく、楽天カード(一般)が優秀すぎる
楽天ゴールドカードの最大の問題点は、「何かが悪い」というよりも、年会費無料で同等の機能を持つ楽天カード(一般)が強すぎることです。
無料で同じSPU、家族カード対応、柔軟な活用ができる楽天カード(一般)の存在が、
ゴールドカードの立場を完全に奪ってしまっているのです。
次章では、ここまでの内容をふまえて、楽天ゴールドカードを「使うべきでない人」の特徴を整理していきます。
第4章:楽天ゴールドカードは誰におすすめできない?向いていない人の特徴

楽天ゴールドカードには最低限の特典こそ残っていますが、
年会費を払ってまで持つべきか?と問われれば、多くの人にとって「NO」と言わざるを得ません。
ここでは、楽天ゴールドカードがおすすめできないユーザー像を明確にしておきます。
■ 楽天市場での買い物が月に数万円未満の人
誕生月+1倍の特典はありますが、上限1,000ポイント/月=10万円分の買い物までです。
ふだんから楽天市場をあまり使わない方には、年会費分の恩恵を感じづらいでしょう。
■ ポイント還元を重視している人
楽天カード(一般)とSPU倍率が同じである以上、年会費無料の一般カードのほうが純粋に得です。
ポイント目的でゴールドカードを選ぶ理由は、現状まったくありません。
■ 家族で楽天カードを活用したい人
楽天ゴールドカードは家族カードの発行が不可。
そのため、夫婦や家族で支出を一本化・ポイント集約したい人には不向きです。
■ 特別な理由がない限り、選ぶ必要はない
「どうしてもゴールドという見た目にこだわりたい」
「過去の名残で使っている」
そういった特別な理由がない限り、楽天ゴールドカードはあえて選ぶ価値がないカードとなってしまっています。
次章では、これまでの内容を整理しつつ、楽天ゴールドカードに代わるおすすめカードも含めたまとめをお届けします。
まとめ:楽天ゴールドカードはもう必要なし?今は“選ばない”のが正解

楽天ゴールドカードは、かつては「高還元・低年会費」の優秀な1枚として、多くの楽天ユーザーに支持されていました。
しかし、SPU倍率の統一や空港ラウンジ特典の廃止など、度重なるサービス改定を経て、今では楽天カード(一般)と大差のない内容となっています。
もちろん、以下のような最低限のメリットは残されています。
- 誕生月の買い物が+1倍(上限1,000ポイント)
- 年会費2,200円(税込)と比較的リーズナブル
- “ゴールド”の見た目によるステータス感
とはいえ、これらの特典は年会費無料の楽天カード(一般)でも十分にカバーできる部分が多く、 あえてゴールドカードを選ぶ決定打にはなりにくいのが実情です。
楽天ゴールドカードが悪いわけではありません。
しかし、「楽天カード(一般)」が優秀すぎるために、わざわざゴールドを選ぶ理由が見当たらないというのが現実です。
これから楽天カードを申し込む方は、まずは年会費無料でポイント還元・使いやすさともに優秀な「楽天カード(一般)」を選ぶのが、もっともコスパの良い選択といえるでしょう。
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楽天ゴールドカードを検討していた方にこそおすすめしたいのが、年会費無料の楽天カード(一般)です。
- 年会費永年無料
- 楽天市場での買い物がいつでも+1倍(SPU対象)
- 家族カードの発行も可能
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