即日発行ってどういう意味?その日にカードが届くわけじゃない?
「即日発行」と聞くと、申し込んだその日にカードが届いて使えるイメージを持つ人も多いかもしれません。
しかし、実際には“カード番号だけが即時に発行され、スマホ決済などで使えるようになる”という意味であるケースがほとんどです。
つまり、「今日から使える」とは言っても、実物のカードが手元に届くわけではありません。
本記事では、即日発行の仕組みや注意点、そして“今日から使えるカード”にはどんな種類があるのか、わかりやすく解説していきます。
第1章:即日発行のしくみとは?

クレジットカードの「即日発行」とは、申し込みから数分〜数時間以内にカード番号が発行される仕組みのことです。
実際の物理カードは後日郵送されますが、カード番号と有効期限・セキュリティコードはすぐに発行され、以下のような使い方が可能になります。
- オンラインショッピングでの即利用
- Apple PayやGoogle Payに登録してタッチ決済
- スマホアプリからカード利用明細の確認や各種設定
多くの即日発行対応カードは、申し込みと同時に審査が完了する「オンライン即時審査」を採用しています。
▼ 即日発行に対応している主なカードの例
- 三井住友カード(NL、ゴールドNL)
- au PAYカード
- セゾンカードインターナショナル
- エポスカード など
なお、即日発行=審査に必ず通るわけではありません。カード会社の審査基準を満たすことが前提です。
第2章|即日発行カードの「番号即時発行」とは?

クレジットカードの即日発行と聞くと、「カードそのものがその日に手に入る」と思う人も多いかもしれません。しかし、近年主流となっているのは 番号だけを即時発行するタイプ です。
■ 番号即時発行のしくみ
申し込み後、審査に通ると、すぐに以下の情報が発行されます:
- クレジットカード番号
- 有効期限
- セキュリティコード(CVV)
これらはスマホやパソコンの画面で確認でき、すぐにオンライン決済などに使うことができます。
第3章|物理カードが届く前でも使える!利用シーンをチェック
番号が即時発行されても、「カードが手元にないと使えないのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。実は、物理カードが届く前でも、以下のようなシーンでは十分に使えます。
■ オンライン決済にすぐ使える!
番号さえあれば、Amazonや楽天市場などのオンラインショッピングで即日利用が可能です。もちろん、サブスクや動画配信サービスの登録にも対応しています。
■ Apple PayやGoogle Payに登録すれば実店舗でも使える!
対応しているカードであれば、iPhoneやAndroid端末のウォレットに登録することで、タッチ決済(NFC)として実店舗でも利用できます。たとえばコンビニやカフェなどで「Visaタッチ」「iD」「QUICPay」として支払うことが可能です。
■ ただし一部制限がある場合も
カード会社によっては、タッチ決済やApple Payへの登録ができるタイミングに制限があることもあります。「即時発行」と書かれていても、物理カードが届くまで一部サービスが使えないケースもあるため、事前に確認しておくと安心です。
第4章|即日発行の注意点とよくある勘違い
「今日から使える」と聞くと便利に思えますが、即日発行にはいくつか注意すべきポイントや、誤解されやすい点もあります。
■ 基本的には手続きはネットのみ!
即日発行に対応しているカード会社は限られています。また、即時発行できるのはネット申し込みに限られるケースがほとんどです。郵送申し込みでは時間がかかるため、急ぎで欲しい方は申し込み方法に注意が必要です。
■ 「審査が甘い」わけではない
即日発行だからといって審査が簡単に通るわけではありません。通常のカードと同じく、申込内容や信用情報に基づいて審査が行われます。むしろ、短時間で審査結果が出るために、属性や履歴によっては落ちる可能性もあるのです。
■ 利用上限が一時的に低めに設定されることも
即時発行されたカードでは、最初は利用限度額が低く設定されている場合があります。これは不正利用リスクを軽減するための措置で、利用実績を積むことで後から上限が引き上げられることもあります。
■ 発行されるのは「番号のみ」のケースがほとんど
「即日発行」とは、実際にはカード番号と有効期限、セキュリティコードの即時発行を指す場合が多く、物理カードが即日届くという意味ではない点に注意しましょう。
第5章|即日発行に対応しているおすすめカード3選
ここでは、即日で番号が発行され、すぐにネットショッピングやApple Payなどに使えるカードを3つ紹介します。
■ 三井住友カード(NL)
- 即時発行対応:最短5分で番号が発行され、アプリに即反映
- 使える場所:ネット・Apple Pay・Google Pay・iDなど
- 特徴:物理カードに番号が印字されないナンバーレス仕様でセキュリティ◎
■ セゾンカードインターナショナル(デジタル)
- 即時発行対応:申し込み後すぐにアプリで番号確認OK
- 使える場所:ネット・QUICPay・Apple Payなど
- 特徴:永久不滅ポイントが魅力。西友やロフトで割引特典あり
■ au PAYカード
- 即時発行対応:au IDがあれば即日利用開始可能
- 使える場所:ネット・Apple Pay・QUICPay
- 特徴:au経済圏と相性が良く、Pontaポイントが貯まりやすい
※いずれのカードも「即日発行」とはいえ、審査状況や申し込み時間によっては翌日以降の発行になる可能性もあります。公式サイトで最新情報を確認しましょう。
まとめ|即日発行カードの“ホント”と“注意点”を理解しよう
「今日から使えるカードが欲しい!」と思ったとき、即日発行のカードはとても便利です。
ただし、「番号だけ即発行されて使える」=「カードが今日届く」わけではない点に注意が必要です。実際には以下のような使い方になります。
- ネットショッピングやサブスク支払い → 発行直後の番号でOK
- 実店舗での支払い → Apple PayやGoogle Payに登録すれば使える
- 物理カードでの支払い → 数日〜1週間後に郵送で届くのを待つ
さらに、即日発行には“申し込み時間”や“審査の早さ”がカギです。余裕を持った申込みがおすすめです。
どのカードを選ぶかは、「どこで・どう使いたいか」によって変わってきます。
まずは自分の目的にあったカードを選び、必要ならApple Payなどに登録してスマートに使い始めましょう。
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