はじめに

楽天カードって、1種類だけだと思っていませんか?
実は楽天カードには複数のバリエーションがあり、年会費・特典・ターゲットユーザーなどに応じて最適な1枚が変わります。
ですが、その違いがわかりづらく、「結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
私自身、楽天カードを長年使い続け、現在は楽天ブラックカードを保有しています。
その過程で、「最初にこの情報を知っていたら、もっとスムーズだったのに…」と思うことも多々ありました。
この記事では、楽天カード全6種類の違いをわかりやすく比較しながら、
あなたの目的やライフスタイルに合ったカードが見つかるように解説していきます。
「どの楽天カードを選べばいいか分からない」
そんなあなたのための記事です。ぜひ最後までご覧ください。
楽天カードの種類一覧(全6種類)

楽天カードには、目的や属性に応じて選べる6つの種類があります。
それぞれに年会費や特典、使いやすさの違いがあり、自分のライフスタイルに合ったカードを選ぶことが大切です。
以下が現在発行されている楽天カードのラインナップです。
1. 楽天カード(通常)
もっともスタンダードな楽天カード。
年会費無料で、楽天市場の買い物でポイントアップが狙える初心者向けの1枚。
2. 楽天PINKカード
通常の楽天カードに、女性向けカスタマイズサービス(保険・割引特典など)を追加できるバージョン。
男性も申し込み可能で、柔軟に機能を追加したい方に人気です。
3. 楽天カードアカデミー(学生向け)
18歳以上の大学生・専門学校生を対象とした学生専用カード。
楽天ブックスや楽天市場での還元率が優遇されており、初めてのクレジットカードにも最適。
4. 楽天ゴールドカード
年会費2,200円(税込)の有料カード。
以前はSPUの大幅アップなどが魅力でしたが、現在は特典縮小によりコスパ重視の方にはあまりおすすめされない場面も。
5. 楽天プレミアムカード
年会費11,000円(税込)で、空港ラウンジサービスや保険特典が充実。
出張や旅行が多い方、楽天市場を使い倒したい方におすすめ。
6. 楽天ブラックカード
年会費33,000円(税込)の最上級カード。
過去12カ月の利用額が500万円以上などの条件を満たすことで申し込みが可能。
コンシェルジュや空港ラウンジ、楽天証券連携の高還元など、特典は群を抜いています。
それぞれのカードの違いを、次の章で表形式でわかりやすく比較していきましょう。
比較一覧表|年会費・還元率・特典を一発チェック

まずは楽天カードの6種類を、わかりやすく表で比較してみましょう。
「どれが自分に合っていそうか?」をざっくり把握するための早見表です。
カード名 | 年会費(税込) | 基本還元率 | 主な特典・特徴 | 向いている人 |
---|---|---|---|---|
楽天カード(通常) | 無料 | 1.0% | SPU対象、最もスタンダードな1枚 | はじめての方、万人向け |
楽天PINKカード | 無料 | 1.0% | カスタマイズ機能(保険・割引) | 女性・柔軟に使いたい人 |
楽天カードアカデミー | 無料 | 1.0%+α | 学生専用、楽天ブックスで還元率優遇 | 大学生・専門学生 |
楽天ゴールドカード | 2,200円 | 1.0% | 一部ラウンジ利用、特典は縮小傾向 | 楽天市場を使う頻度が中程度の人 |
楽天プレミアムカード | 11,000円 | 1.0% | ラウンジ、保険、選べるコース特典 | 出張や海外旅行が多い人 |
楽天ブラックカード | 33,000円 | 1.0% | コンシェルジュ、空港ラウンジ(同伴2名OK)、高額利用者向け特典 | ハイユーザー、富裕層 |
※基本還元率はどのカードも通常1%(楽天市場などではSPU等で増加)
※SPU(スーパーポイントアップ)の条件達成で+数倍になるケースあり
この表をもとに、次の章では各カードを詳しく個別に解説していきます。
楽天カード(通常)
楽天カードといえば、まず思い浮かぶのがこの「通常カード」。
年会費は永年無料で、楽天経済圏の“入り口”として非常に人気があります。
主な特徴
- 年会費無料
- 楽天市場での買い物でSPU+2倍
- 基本のポイント還元率は1.0%
- 楽天ペイやモバイル決済とも相性◎
- 国際ブランドはVisa/Mastercard/JCB/AMEXから選択可能
おすすめポイント
- はじめてクレジットカードを作る方でも安心
- 審査難易度も高すぎず、学生や新社会人にも人気
- 楽天経済圏をこれから使いこなしていきたい人に最適
こんな人におすすめ
「迷ったらこれでOK」と言える万能な1枚。
楽天サービスを使い始めたい人、家計管理を始めたい人にぴったりです。
楽天PINKカード
楽天PINKカードは、通常の楽天カードにカスタマイズ機能を追加できるバージョンです。
「女性向け」として案内されることもありますが、実際は誰でも申し込み可能です。
主な特徴
- 年会費無料(オプションによって別途料金が発生)
- 基本スペックは通常カードと同じ(還元率1.0%、SPU+2倍)
- 月額330円〜で各種特典をカスタマイズ可能
- 女性向け保険
- 飲食店・映画・レジャーの優待サービス
- お得なクーポン配信 など
おすすめポイント
- カード自体の性能はそのままに、特典を自分仕様に追加できる
- 保険や割引を「つけたい人だけがつける」合理的な仕組み
- 通常カードとの差別化は“ライフスタイル”で考えるのが正解
こんな人におすすめ
自分の生活に合った特典を付けたい人向け。
特に「保険」「優待割引」を日常的に活用する人には強い味方になります。
楽天カードアカデミー(学生向け)
楽天カードアカデミーは、18歳以上の学生限定で発行できる楽天カードです。
初めてクレジットカードを作る大学生・専門学生に特化した設計となっています。
主な特徴
- 年会費無料
- 基本還元率1.0%、楽天市場や楽天ブックス利用でさらに優遇
- 利用可能枠は控えめで安心
- 学生専用のサポートあり
- 国際ブランドはVisa/JCB
おすすめポイント
- 学生でも作りやすく、楽天ポイントが効率よく貯まる
- 本・教材の購入に楽天ブックスを活用すると還元率アップ
- 社会人になる前にカード利用の感覚を学べる
こんな人におすすめ
初めてのクレジットカードに最適。
特に楽天市場や楽天ブックスをよく使う学生には、使えば使うほどポイントが貯まってお得です。
楽天ゴールドカード
楽天ゴールドカードは、年会費2,200円(税込)で持てる有料の楽天カードです。
以前は還元率や特典が魅力的でしたが、現在は特典の縮小により評価がやや下がっているカードでもあります。
主な特徴
- 年会費2,200円(税込)
- 還元率は通常カードと同じ1.0%
- 楽天市場でのSPU+2倍(※プレミアムカードと同じ)
- 国内主要空港ラウンジが年2回まで無料
- 国際ブランドはVisa/Mastercard/JCB
おすすめポイント
- 空港ラウンジを無料で使える数少ない低年会費カード
- 楽天市場の利用が多く、月2回以上飛行機に乗る人なら検討の余地あり
注意点
- 過去に比べて特典内容は縮小傾向(以前はSPU+4倍)
- 年会費を払う分、通常カードとの違いが分かりづらくなっている
こんな人におすすめ
楽天市場のヘビーユーザーかつ出張・旅行がそこそこある人向け。
ただし今から申し込むなら、プレミアムカードと比較して慎重に判断するのがおすすめです。
楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカードは、年会費11,000円(税込)で特典が充実している中上級者向けのカードです。
楽天市場でのSPUアップに加え、出張や海外旅行に嬉しいサービスが満載です。
主な特徴
- 年会費11,000円(税込)
- 楽天市場でのSPU+4倍(プレミアム特典含む)
- 空港ラウンジ「プライオリティ・パス」無料付帯(世界1300カ所以上)
- 国内・海外旅行傷害保険が充実
- 選べる3つのコース(楽天市場・トラベル・エンタメ)で独自特典
- 国際ブランドはVisa/Mastercard/JCB/AMEX
おすすめポイント
- 出張・旅行が多い人には圧倒的なメリット
- 楽天市場を「がっつり」使い倒したい人に向いている
- 特典のコスパは年会費以上と感じるユーザーも多い
こんな人におすすめ
「楽天市場でもっとポイントを貯めたい」「空港ラウンジも使いたい」
そんな楽天経済圏のヘビーユーザーや出張族には、まさにぴったりの1枚です。
楽天ブラックカード
楽天ブラックカードは、楽天カードの中で最上位に位置する1枚です。
以前は完全なインビテーション制でしたが、現在は一定条件を満たせば自分で申し込みが可能となっています。
主な特徴
- 年会費:33,000円(税込)
- 楽天市場でのSPU+4倍(プレミアムと同等)
- 空港ラウンジ(プライオリティ・パス)+同伴者2名まで無料
- 専用コンシェルジュサービス
- 海外旅行傷害保険 最高1億円
- 楽天証券の投信積立で2.0%ポイント還元(上限月10万円)
- 楽天マガジンライト・楽天ミュージックバンドルプランなどの付帯サービス
- 国際ブランド:Visa/Mastercard/JCB/American Express
申込条件(2024年7月以降)
- 楽天プレミアムカードを12カ月以上保有
- かつ、過去12カ月の請求額合計が500万円以上
おすすめポイント
- 国内外問わず最上級の優遇サービスが利用可能
- ラウンジ利用が多い方、投資とポイント還元を両立したい方に理想的
こんな人におすすめ
年間利用額が大きく、楽天経済圏を“極めたい”ユーザー向け。
特典の質と数は段違いで、楽天ユーザーの到達点とも言えるカードです。
目的別おすすめカード診断

ここまで6種類の楽天カードを紹介してきましたが、
「結局、自分にはどれが合ってるの?」と迷う方のために、目的別におすすめカードを整理してみます。
とにかく無難に始めたい人 → 【楽天カード(通常)】
- 年会費無料で、ポイント還元も1.0%
- SPUアップも狙いやすく、楽天経済圏の入り口にぴったり
- 最初の1枚として万人におすすめ
自分仕様にカスタマイズしたい人 → 【楽天PINKカード】
- 保険や優待など、月額オプションを選んで追加可能
- 通常カードのスペックに+αの特典が欲しい人向け
学生でクレカを持ちたい人 → 【楽天カードアカデミー】
- 学生限定で審査も通りやすく、ポイント優遇もあり
- 楽天ブックスなどを使う学生には特におすすめ
海外出張やラウンジ利用が多い人 → 【楽天プレミアムカード】
- 年会費11,000円でプライオリティ・パスや旅行保険が充実
- 出張族・旅行好きの強い味方
圧倒的な特典が欲しい/ハイステータス志向 → 【楽天ブラックカード】
- 年会費33,000円でもコスパを感じるほどの充実特典
- 一定の実績があれば申し込み可能に
- 投資や高額決済が多い人に最適
楽天ゴールドカードは?
- 現在は特典が縮小されており、通常カードとの違いが少ない
- 空港ラウンジが年2回使える点に魅力を感じるなら検討も可
- それ以外なら「通常」か「プレミアム」どちらかをおすすめ
まとめ|最初の1枚は通常カードでOK
楽天カードは1種類だけではなく、目的やライフスタイルに応じて選べる多彩なラインナップがあります。
年会費無料で気軽に持てるものから、出張・投資・富裕層向けの上位カードまで幅広く揃っており、
「どのカードを選ぶか」で得られる体験も大きく変わります。
ただ、最初の1枚としてもっとも多くの人におすすめできるのは「楽天カード(通常)」です。
- 年会費無料
- SPU対象でポイントが貯まりやすい
- 審査も通りやすく、クセがない
というバランスの良さがあり、楽天経済圏を試すには最適なスタート地点になります。
後からの切り替えやアップグレードも可能なので、
まずは「通常カード」で楽天ポイントの貯まり方や使い方に慣れてみてはいかがでしょうか?
あなたの目的に合った1枚で、日常の支出をもっとお得に変えていきましょう。
【PR】迷ったら、まずはこの1枚|楽天カード(通常)
どの楽天カードにしようか迷ったら、まずは年会費無料の「楽天カード(通常)」から始めてみましょう。
私自身も最初はこのカードから楽天経済圏に入り、
ポイントの貯まり方やSPUの仕組みに少しずつ慣れていきました。
- 年会費はずっと無料
- 楽天市場でのお買い物でポイント+2倍
- 対象サービスと組み合わせれば、さらに高還元に
しかも、利用実績を積んでいけば、
プレミアムカードやブラックカードへのアップグレードも視野に入ります。
まずは「一番やさしい楽天カード」で、
あなたの暮らしに“お得”を加える第一歩を踏み出してみてください。
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